葬儀の一般的な形式は、通夜式と告別式を執り行い、初七日法要の後に火葬を行います。現在の葬儀は主に火葬式と一日葬、家族葬と一般葬があり、通夜式と告別式を省略した火葬式、通夜式のみを省略した一日葬など、時間や費用を短縮した簡略化されたお葬式の需要も増加しています。家族葬と一般葬は、葬儀の流れこそ同じですが、家族葬は密葬とも呼ばれ、参列者を呼ばずにご遺族や親族、親しい友人など身内のみで行います。
一般葬は身内の方を始め、亡くなった方と生前に関係のある方を呼び、会葬礼状等の用意も必要です。祭壇や式場の用意で葬式にかかる費用は他の形式より多くなりますが、参列者からの香典収入により負担が軽減できます。多くの列席者が来るために様々な事前準備をする必要がありますが、故人を見送るのに相応しい立派な葬儀を執り行える形式となっています。故人が沢山の人から見送られる光景に、遺族の心が励まされる場合も多いのが特徴です。