仏教では故人となった人に、名前を与えます。宗派によって呼び方も異なりますが、この名前を戒名といいます。
戒名は故人様が極楽浄土で仏様の弟子となった証として与えられるものです。先祖からの菩提寺に戒名をいただくのが一般的となっています。

戒名は、「院号」「道号」「戒名」「位号」という4つの号から成り立っており、基本的に戒名が長くなると位の高い戒名となります。
「院号」「道号」がそもそもない宗派もあり、「戒名」という号も宗派によって呼称が異なります。
「位号」部分の戒名のランクが高くなるほど戒名の値段も高くなっていきます。
この「位号」には信士・信女、居士・大姉、院信士・院信女などがあります。

戒名の値段は菩提寺によって大きな差があるので、戒名の値段について知りたい場合は菩提寺に直接尋ねることをおすすめしますが、戒名の相場について簡単に見ていきます。
浄土真宗以外の宗派では30万円～50万円で、信士・信女を、50万円～80万円で居士・大姉を、100万円～院居士・院大姉を授かることができます。
浄土真宗では、他の宗派と異なり、10～30万円で釋○○を、50万円～で○院釋○という戒名を授かることができます。
これは相場であり、菩提寺によっては数万円で戒名を授かることもありますから、菩提寺に尋ねてみることをおすすめします。

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