葬儀の際には故人の方の信仰されていた宗派によって作法が異なります。日蓮宗の場合にもいくつか独特の作法があるので把握しておくことが望ましいです。日蓮宗の特徴は葬儀の目的です。故人を霊山浄土へと旅立たせるために南無妙法蓮華経、いわゆる法華経のお題目を唱えることが重要とされます。このお題目を唱えることは日蓮宗においては最も重要な修行であり、したがって葬儀中でもお題目を唱える機会があります。

また、宗派によって様々なやり方があり、混乱しやすいのがお焼香です。日蓮宗では抹香をつかみ、通常であれば三回ひたいへと押しいただき香炉にくべるという動作を行います。しかし、一般参列者の場合、もしくは参列者が多い場合などには三回ではなく一回この動作を行います。

そのほかにも、葬儀で利用する数珠にも正式なものが定められています。日蓮宗では一般的に108個の主玉によって数珠が作られています。日蓮宗の葬儀に参列する場合、新しく数珠を用意するならば、このような正式なものを選んでおくことが無難です。

渡邊葬儀社では、皆様の大切にされている故人の方が安らかに旅立つことのできるよう、真心を込めて日々お葬式のお手伝いをさせていただいております。喪主の経験は人生でもほとんどないものであり、ただでさえ精神的にも体力的にも辛い中、お葬式の準備をするのは大変な困難を伴います。そうした際には、おひとりでお悩みにならずまずはお気軽にご相談ください。どんな些細なご相談であっても、満足のいく旅立ちのために全力でお手伝いさせていただきます。